2008年作 (50×65cm)
2008年 87回朱葉会展
2009年 日中祥慶展
2009年 A.M.S.C創立15周年記念展 A.M.S.Cスペイン芸術顕彰賞
「ART MAISON INTERNATIONAL Vol.14」収録
2012年 小石川LEXUS展
2012年 「遊朴館」個展
日本の中世には、既に優れた抽象芸術・枯山水の庭が造られています。掃き目の付いた砂で大海原を、数個の岩で”亀”の形をした島と、その島にあると云われる神仙が住む理想郷・鳳来山を表現した庭です。
一方で、北の守護神・玄武は、蛇が巻き付いた黒色の”亀”と云われていますから、この想念の中での理想郷・枯山水の上空にこそ玄武をとイメージが湧き上がって来ました。
南の朱雀が夏、東の青龍が春、西の白虎が秋ですから、玄武の季節は冬です。従って雪景色の枯山水が連想させる大海原の上空に黄道十二宮がかかり、そこに玄武が現れて、”寿”の風を吹き送っている図となりました。
我々生命体の母船・地球号の環境が著しく損なわれ、世界のあちこちで紛争が絶えない今日、世界の平和と、世界の人々の幸せを願わずにはいられません。