冬来りなば春遠からじ

冬来りなば春遠からじ

冬来りなば春遠からじ

1990年作   (28.5×42.5cm)
1990年    46回ハマ展
1991年    CWAJ展

学生時代の4年間を私は奈良で過ごしました。西洋史の教授が最初に云われた言葉は「宇宙的視野もって世界のことを考えることが出来る人間になるように」でした。そしてホーメロスの”オデッセイ”,”イリアッド”を皮切りに、現代に至るまでの世界の名著を一月に一冊くらいのペースで読み、リポートを提出しなければなりませんでした。苦しい授業で、消化出来たとは到底思えませんが、今振り返ると如何に多くのことを先人から教えて頂いたかが分かり、心から感謝しています。その気持ちを絵で表現してみました。